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2005.05.01

スポーツの解説って…

今日、栃木県のツインリングもてぎにて
インディ・ジャパンが行われた。
インディ・レースとは、
アメリカのモータースポーツの頂点に位置する
フォーミュラカーによるレースで、
最高速度370kmというスピードで、
楕円形のコースを駆け抜けるレースである。
(説明が難儀なので、かなり簡単な紹介だが…)

さて、夕方その中継をやっていた。
ドライバーの中に二人の日本人が参戦している。
松浦孝亮とロジャー安川。
ロジャーはエンジンブローで途中リタイアしたが、
松浦が最後までトップと同一ラップで踏ん張っていた。
そこまではイイ。まぁ優勝は無理だろうけど、
周回遅れから挽回し、次々に前を行くマシンを追い抜き、
なんとかイイところを見せていたからだ。
もっとも、インディの場合、単純な速さよりも
チームの作戦、そして「運」が勝負の行方を大きく左右するんだけど。

問題はこのときの解説。
残り30周くらいだったか、
松浦はトップと同一周回で10番手前後を走行していた。
「松浦の前を行くドライバーたちは、もう一度給油のために
ピットインするはずです。
松浦は前回彼らよりも遅く給油しているので、
優勝も夢ではないですよ…」的な発言をしていたのである。
解説がそういえば、実況も同意する。
ゲストも巻き込み、「松浦、優勝か?」みたいな空気を流していた。
それもあって松浦は燃費優先の走りをしているというのだが、
画面上の松浦はバンバン前を行くマシンを抜いている。
「?」
燃料をセーブしながらあんなに飛ばせるものではない。
しかも同じく燃費をセーブしているという
女性ドライバーのダニカはまったくペースが上がらずに
あっさり松浦に抜かれていった。
しかし、レースのことがわからない人は、
解説の言うことを真に受けてしまうだろう。
「セーブして走っているのに、あんなに速いんじゃ、優勝するかも?」
期待は膨らむだろう。
そんなことはあり得ないのである。
セーブしている、燃料に余裕があると言っていた松浦は、
残り数ラップでピットインを余儀なくされ、結果9位フィニッシュ。
一方トップグループは一台を除き、ほぼそのまま最後まで走り切った。
セーブしていたダニカは4位に入賞したのだ。
彼らがさんざんあおっていたものとは、まったく逆の結果。
挙げ句の果てに、もっとギャンブルして欲しかったとか、
仮にガス欠になっても12、3位くらいでフィニッシュできただろうし、とか、
自分の発言を棚に上げて、チーム批判である…

もっと解説者には自覚を持って欲しい。
イタヅラに視聴者に入らぬ期待感を持たせるような
発言をしてはいけないのではないかと思うのである。
このインディだけじゃない、K-1の解説兼プロデューサーの某氏も
自分の贔屓する選手寄りの、明らかにおかしな解説をしている。
聞いていて実に気分が悪くなる。
状況を正確に捉え、いま何が起きているのか、
この行動はどういうことなのかを伝えるのが
解説者の仕事ではないのか?
ホント、もっと自覚を持って欲しいモノである。
(雑誌あがりの解説者に多い気がするなぁ…)

なんか熱くなってしまった(笑)。
イヤ、あまりにもヒドイコメンテーターが多いもんで…
同じマスコミ(業種は違うが…)の
仕事をしている人間として恥ずかしいのである。

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